クラウドワークスは稼げない!?フリーランスが上手に利用する方法を紹介
コロナウイルスの影響で「在宅ワーク」があっという間に普及しました。
コロナ前までは「在宅ワーク」といえばガチャガチャのプラを組立てる、まったく稼げないイメージがありました(私だけでしょうか)。
いまはパソコンでカタカタする感じだと思います。
在宅の主流はWeb上で完結できる「クラウドソーシング」。
なかでも業界大手の「クラウドワークス」が有名ですよね。
とはいうものの、ネットやSNSでは「クラウドワークスは稼げない!」という声がけっこう聞こえてきます。
今回は自身の経験もふまえて、フリーランスがクラウドワークスを上手に使いこなすためのポイントを解説します。
僕はサラリーマン時代を含めてクラウドワークスを3年ほど利用しています。
使い方次第では生活の足し、そして今後の野望を実現するために利用できるんじゃないかなと思っています。
何かと評判が悪いクラウドワークスですが、うまい具合に使い倒しましょう!
おさらい)クラウドワークスとは?
いま一度クラウドワークスについておさらいです。
クラウドワークスは2011年に株式会社クラウドサービスが設立した「国内最大級のクラウドソーシング※サービス」を提供するサービスで東京証券取引所に上場しています。
(※クラウドソーシングはインターネットを通して不特定多数の人に仕事を依頼すること)
上場しているので、社会的に信頼されている会社といえます。
クラウドワークスの特徴は?
クラウドワークスを利用するために知っておくべき点をお伝えします。
業界一の案件数
案件数は同サービスではデザインやライティングといったクリエイティブな仕事から、事務職までさまざまな職種が掲載されています。
案件によっては数分程度のちょっとしたすきまの時間を使って手軽に仕事をすることができます。
報酬形式は4つ
報酬については4パターンあります。
「コンペ形式」や「タスク形式」はクラウドソーシングならではの形式です。
時間単価制
1時間1,000円など時給と同じ。
例)1日2時間オフィスワーク
固定報酬制
1納品につき3,000円など、成果物に対して支払額を決定。
下記はライティング案件の例です。
文字単価が「1.0円」とは『1文字あたり=1円』を支払うこと。
たとえば3000文字の場合は3000×1円=3,000円となります。
コンペ形式
依頼者が応募者へ提案を募り、採用されたワーカーが報酬を得られる。
例)生徒募集のチラシを作成してほしい。採用された応募者には1万円を支払う。
タスク形式
依頼者が応募者にしてほしいこと(タスク)を掲載。実行した応募者は報酬を受け取ることができます。
例)アンケートに回答すれば100円を支払い。
参考)私の過去の実績
参考までにこれまでの私の受注実績を紹介します。
すべてではありませんが継続した案件もあれば1回限りの案件、テストで辞退または落選とさまざまです。
内容 | 報酬 | 感想 |
住宅系Webコンテンツ記事の校正 | 1記事あたり500円 | ・すき間時間に行うのが大変だった。 ・参考資料があるものの、どこから。 |
アウトドア系Webコンテンツ記事のリライト(ライターさんが書いた記事内容の確認およびリライト) | 1記事あたり1,000円 | 事実関係の確認が大変。どこまで直してよいのかわらない。 |
Canvaを使った画像作成 | 1枚あたり250〜300円 | フォーマットがなく全て1から制作する必要あり。業務量と金額があわない |
アダルト関係サイトの記事作成&写真加工 | 1枚あたり200円 | 業務量と金額があわない。やりがいを感じられなかった。 テスト時は0円。 |
商品開発プロジェクト参加 | 月90,000〜100,000円 | ポジションがざっくりしていて自分の役割を認識するのに時間がかかった。 |
クラウドワークスを使うメリットは?
ではクラウドワークスを積極的に活用するメリットはなんでしょうか?
手軽に収入を得られる
アンケートや商品レビューなど案件のなかにはほんの数分で完結できるものが意外とあります。
報酬は微々たるものかもしれませんが、
「ひとまず成果を見えるようにしたい」
「1円でもほしい」
といった場合であれば手軽に収入を得ることができます。
初心者歓迎の案件も意外とある
「経験年数が少ない」
「独学で実務経験がない」
クラウドワークスはそんな方にもおすすめです。
初心者歓迎の案件がかなりあります。
とくに最近ではWebライターなどWebに関する案件が多くみられます。
SEOに強いライターがなかなかいないこともあって、門戸が広くなっています。
クラウドワークスのデメリットは?
報酬が低い
多くの人が書いているように相場と比べると単価はかなり安いです。
たとえばライティングの場合は、通常は1文字1円以上が基本の業界でした。
しかしクラウドワークスでは1文字1円以下の案件もあたりまえのようにあります・・・
テストには要注意!
案件によっては「選考」の際にテストを行う場合があります。
テストの際は注意が必要です。
1,2時間では終わらない課題が出されることが多々あります。
その際に報酬が一切なかったり、1文字0.1円など非常に悪い条件を提示してくる場合があります。
私は過去に3,000文字で10円のテストを受けたことがあります。
あわせてマナーやタイピングのテストも受けました。
当時はとにかく仕事がほしかったので受けましたが今思えば時間のムダだったと思ってます。。
応募者が多数いて決められないのはわかります。
しかし応募者側を軽視した案件にはくれぐれも注意しましょう。
クラウドワークスへの手数料が高額
提示された金額すべてが手元に入るわけではありません。
クラウドワークスへの手数料として20%が引かれます。
総額の5分の1がなくなるのは想像以上にきついものです。
そのうえクラウドワークスから報酬をもらう際に振込手数料がかかります。
楽天銀行以外だと500円かかります。
楽天銀行・・・100円、他行・・・500円(税込)
競合が多い
当然ですが案件数が業界一多いため、それだけ応募者も増えます。
クラウドワークスの活用術3選
お伝えしているとおり、クラウドワークスは対価に見合わない案件が多い印象です。
さらにコンペの場合は経験者でも採用される確率が低い案件も多々あります。
正直いって、外出が可能であれば近所でアルバイトをした方がよいです(^^)
ではクラウドワークスをどのように活用すればよいのでしょうか?
①未経験の仕事にチャレンジして実績をつくりたい方
クラウドワークスの良い点はこれにつきます。
未経験OKの案件で興味があるものであれば応募してみるとよいでしょう。
ただし報酬は期待しない方がよいです。
給与がもらえてさらに独学以上の学習効果が得られると考えればすばらしいですよね。
②自分のレベルアップのために利用する(質と量を鍛える)
たとえ採用されなかったとしても経験はムダになりません。
たとえば不採用になったコンペ案件で提案したものを自分のポートフォリオにすることもできます(社名は隠したり実績ではないことを記載するなどご注意ください)。
③すきま時間に手を動かしたい方
微々たる報酬であるがタスク形式の場合は手軽に収入を得ることができます。
スキルアップうんぬんではなく、無心で数百円でも得たい方にはおすすめといえます。
結論 クラウドワークスでがっつり稼ぐのは難しい!副業や実績づくりにはおすすめ
クラウドワークスは初心者向けのサービスであると割り切って使用しましょう。
初心者から学生、そしてベテランまで幅広いレベルの登録者がたくさんいます。
そのため「ぜったいに採用される」と思って提案したコンペでも不採用になることがざらにあります。
ムダに自信をなくしたり、時間をとられないように注意しましょう。
経験者は別のクラウドソーシングに登録しよう
依然としてテレワーク需要が高いため、自分のライフスタイルに合ったサイトが増えています。
クラウドソーシングはクラウドワークス以外にもたくさんあるので調べてみるとさまざまなサイトがあります。