「目次」はマニュアルづくりの成功のカギ!
仕事をするうえでマニュアルの必要性を紹介してきました。
今回はマニュアルを上手に活用するための「目次」づくりについてお話します。
職種を横断した共通マニュアルであればなおさら、必要なページにすぐにたどり着くための目安が必要となります。
目次はマニュアルのかなめといえる3つのポイント
時間がないときでもすぐに問題を解決できる
そこがマニュアルの良い点です。
ふだん教えてくれる上司や先輩が不在時でも、
パッと開いて確認→解決→自然に覚える
が理想的です。
仕事でマニュアルが必要なときは急ぎの場合が多いと思います。
そんな緊急事態にこそ「目次」が重要な役割をはたします。
前提は“読み返しのしやすさ”
マニュアルは一読で覚えられるものではないですし、薄い内容であれば作る意味がありません。
あくまで目的を達成するためのツールです。
大切なのは「何度でも読み直しができる」こと。
業務の途中で行き詰まったときに助けてくれる、いわば守護神といえる存在でしょうか。
覚えることはできなくても、あなたの会社で働くすべてのスタッフが持ち歩く、気がつけば身体が勝手に動いている。
それを最短でかなえてくれるのがマニュアルです。
私はこれまで家電量販店の店員さんがお客への説明するためのマニュアルをつくってきました。
いまではタブレットやスマホなどを使って説明する機会を多く見かけますが、当時はズボンにおさまるポケットサイズ型が主流でした。
目次がマニュアルの読み返しを助ける
マニュアルはくりかえし読み返すことが必要となります。
お目当ての項目に最短でたどりつくために、目次はなくてはならない重要なポイントです。
- はじめに・・・P2
- 目的・・・P4
- 活用例・・・P8
上のようなあいまいな言葉ではなく、
- はじめに1-1 お客様の前に立つときの心がまえ・・・P2
- はじめに1-2 清潔感のある服装とは・・・P3
と具体的に記載するとやさしいマニュアルになります。
ビジネスではとにかくスピードが勝負になってきます。コロナ禍ではなおさら、早い者勝ちの感が強くなってきました。目的まで最短でたどりつく、わかりやすい目次をつくるだけで一気にスピード感が増していきます。
みなさんもぜひ試してみてください。